イラン:空爆下で続く医療の中断と不安──スタッフが語る“いま”【国境なき医師団】

イラン:空爆下で続く医療の中断と不安──スタッフが語る“いま”【国境なき医師団】

イスラエルとアメリカが連携してイランへの攻撃を始めて1カ月。 国境なき医師団(MSF)のスタッフが働く南テヘランの診療所は、爆撃の影響で一時的に運営の停止を余儀なくされました。南東部ケルマンや北東部マシュハドの診療所は診療を続けているものの、患者のケアができないことへの不安や無力感を抱えるスタッフは少なくありません。 スタッフの生活も大きく変わりました。 あるスタッフは外出を控えざるを得なくなり、子どもたちは学校に行けない日々が続いています。攻撃があるたびに家族や友人の無事を確認し、通信の不安定さや誤情報の拡散が、緊張と疲労感をさらに強めています。身体的な被害はなくとも、心理的な負担は非常に大きいといいます。 MSFのイランでの活動は、弱い立場にあるコミュニティへの支援に重点を置いています。現在の状況下で地域の医療体制への支援を強化する許可が最近、当局から出たことを受け、私たちはテヘランの診療所をより専門的な救急医療施設として再開する準備を進めています。初期の支援物資はすでに国の緊急対応チームに届けられており、ニーズの変化に応じて支援を拡大する態勢を整えています。 混乱が続く中でも、スタッフたちは「一日も早く現場に戻り、患者を支えたい」と語っています。 私たちは、そんな現地のスタッフと連帯しています。 #国境なき医師団 ▼公式サイト https://www.msf.or.jp/ 【国境なき医師団とは】 国境なき医師団は、民間で非営利の医療・人道援助団体です。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。