レバノン:破壊され静まり返った街へ戻った日──強制退避を経験したMSFスタッフの証言【国境なき医師団】

レバノン:破壊され静まり返った街へ戻った日──強制退避を経験したMSFスタッフの証言【国境なき医師団】

イスラエルがレバノン南部などの住民に一方的な退避要求を[YK1.1]出して13日後、国境なき医師団(MSF)の現地広報マネジャー、マリアム・スルールは、破壊が広がり静まり返ったベイルート南郊の自宅へ戻りました。街は、これまで生活があったとは思えないほど静まり返り、破壊が広がっていました。彼女は植物の水やりや必要最低限の荷物の回収、そして残せる限りの大切な思い出の品を持ち帰りました。 ベイルートや南レバノンでは、多くの人びとが安全な滞在先を確保できないまま、危険を承知で家に戻らざるを得ない状況が続いています。こうした避難と帰還の繰り返しは今回が初めてではなく、以前の武力衝突後の「停戦」の期間でも、戻れないまま取り残された住民が数多くいました。 MSFはレバノン全域での緊急対応を始めています。さまざまな任務を担うスタッフ自身も避難を経験しながら、人びとに医療を提供し、緊急物資を配布し、病院や一次医療施設を支える活動を続けています。 医療援助だけではなく、現地で起きていることを聞き取り、記録し、伝えることもMSFの重要な使命の一つです。現在もチームは避難所や医療施設を回りながら、人びとの声を責任をもって届け続けています。 #国境なき医師団 ▼公式サイト https://www.msf.or.jp/ 【国境なき医師団とは】 国境なき医師団は、民間で非営利の医療・人道援助団体です。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。