医療への攻撃をやめよ──言葉ではなく行動を 国連安保理決議2286から10年【国境なき医師団】

医療への攻撃をやめよ──言葉ではなく行動を 国連安保理決議2286から10年【国境なき医師団】

2016年5月3日、国連安全保障理事会は決議2286を全会一致で採択しました。この決議は、紛争下における医療施設や医療従事者を保護することを、国際社会として改めて確認するものでした。 国境なき医師団(MSF)は、2015年にアフガニスタン・クンドゥーズで発生したMSFの病院への空爆で42人が命を落としたことを受け、この決議の採択に向けて強く働きかけてきました。 しかし、決議採択から10年が経った今も、医療への攻撃は止まるどころか、むしろ悪化しています。 医療活動は国際人道法のもとで最も強く守られるべき存在であるにもかかわらず、その原則は繰り返し踏みにじられています。 法律や決議を書くことはできても、それを実行し、違反に責任を問う政治的意思が欠けています。 いま必要なのは、さらなる言葉ではなく、具体的な行動と責任です。 医療を守ることは、人の命を守ることそのものです。 #国境なき医師団 ▼公式サイト https://www.msf.or.jp/ 【国境なき医師団とは】 国境なき医師団は、民間で非営利の医療・人道援助団体です。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。